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あんまりノリ気じゃないなー・・・
いつも通り学校へ向かう臨也
何か今の自分を紛らわすための楽しいことは無いだろうか。
そんなことを思いながらも完全に遅刻の時間の通学路を
携帯をいじりながら独りでに歩く
――パタンッ
携帯を閉じて目の前の目的地の校舎を見上げる
不気味な笑みを浮かべて。
「やっぱり学園生活エンジョイしないとね?シズちゃん♪」
――パッタパッタパタ
スリッパのような音が廊下に響き渡る
『・・・・・・せぇ』
「? どうした、平和島」
『・・・くせぇ、臭え臭え臭え臭え臭え臭え臭え臭えぇ!!!!』
まるで呪いを唱えるかのごとく
静雄は握っていたシャープペンシルを握力のみで握りつぶし
自らの机を
――持ち上げた。
一瞬にして教室の空気が変わる
生徒たちはざわつき、教員が止めようとするが
これもまたいつものことのように、完全にきれた静雄の前には
無に等しかった。
「やあやあシズちゃん!朝っぱらから元気だねえ~」
憎たらしく、わざと静雄を怒らすかのように
教室のドアからひょっこり姿をあらわす臨也。
そしてそこに容赦なく叩きつけられる
静雄の机
「おっとー、学校のものは大事にしなきゃダメだよ?机とかって結構高いんだから――・・・」
『いィィざァァァやァァァァ!!!!!』
「あはっ、そんなに歓迎されても困るなぁー」
『殺殺殺殺殺殺殺殺殺』
まるで会話がかみ合ってない。
本当に、会話がかみ合って無い状況だった
それから臨也は廊下をパタパタとかけていき
階段を一気に駆け下りた
そしてそれに続くように、静雄も・・・
「はぁー・・・相変わらず、二人とも元気だよねえ~」
日常のごとく行われる二人の殺し合いを眺めて新羅が呟く。
その声が聞こえてるのか否か、門田が軽いため息をはいて窓の外に目をやる
校庭に待ち伏せている臨也が呼び寄せたであろう、不良たちの集まりへと――。
白銀